高校野球の連投について

武富自身は30年くらいの右肩痛と付き合っています。
手術もしていますが、今現在でも投げればすぐに痛くなりますし、トレーニング中でも違和感があります。

プロ注目の大船渡高校の佐々木投手の決勝戦で投げなかったことについて、色々と言われていますが、私的には投げなくて正解だったと思います。

投球により、筋肉の損傷、靭帯、関節への負担がかかっており、投げた直後や次の日はケガをしている状態にあります。

それらを回復させるためにアイシングを行っていますが、次の日にそれらの組織が回復しているなんて、ありえません。

ドーム球場やナイターでプレーしている、プロ野球選手ですら、中4日や中5日だとキツいとか言われているのに、炎天下の中での連投はどのくらい危険なのか、簡単に想像できることでしょう。

過去の選手たちの中でも、誰よりも速い球を投げて、球界の宝になる可能性が高い佐々木投手。

同世代の高校生と戦う姿よりも世界中の強打者から三振を奪うところを観てみたいですね。

職業的な目線で、もう一つ言わせてもらえば、左股関節と左もも裏の柔軟性と連動性が高まれば、もっと伸びのあるストレートを投げれるようになりますよ♪

壊れるのは一瞬、治るのは30年経っても今だに回復しない右肩を思えば、ケアすることがいかに大切かを物語っています。